ED
ED(勃起不全・勃起障害)
EDとは
ED(勃起不全・勃起障害)とは、英語のErectile Dysfunctionの略、つまり勃起機能の低下を意味します。正常な勃起のためにはペニスの中の海綿体という血管の塊に血液が十分に充満し、維持できることが必要です。しかし、さまざまな要因によって、常に勃起することが困難になることをいいます。勃起が起こらないケースはもちろんのこと、硬さが不十分、勃起状態が維持できないなど、満足な性交が行えるだけの勃起が得られない状態は、いずれもEDとなります。
EDの症状
・性欲はあるのに興奮しても勃起しない
・勃起しても十分に硬くならない
・いつもダメな訳ではない
・挿入しても柔らかくなって抜けてしまう
・勃起しても長続きしない
上記のような症状もEDに含まれます。
満足な性交が行えるだけ勃起しているかどうかがポイントとなります。
EDの原因
1. 神経の障害
脳梗塞、脊髄損傷、てんかん、パーキンソン病、アルツハイマー病、糖尿病の合併症の一つである糖尿病性神経障害などが挙げられます。
2.血管の障害
加齢による動脈硬化が一番の原因になりますが、動脈硬化の原因となる、糖尿病や高血圧、高脂血症といった血液循環に関する生活習慣病を有する方は、EDになるリスクが高くなります。
3.心理的要因
心理的要因によるEDは2つあり、1つは精神的、日常的ストレスや、性交がうまくいかなった時のトラウマなどによる、ご自身が自覚されている要因によるストレスが原因によるものです。仕事や勉強での達成できなかったときのプレッシャーなど、性交に直接関わるものだけではなく、心配事や仕事でのストレス、経済的な不安など、日常生活の些細な事でのストレスでも、EDの原因になり得ます。
2つめは幼いころのトラウマなど、自分自身が自覚していない無意識下でのストレスです。いずれも性的興奮がうまく陰茎まで伝わらずに、EDの原因になることがあります。この場合は心療内科(精神科)の受診もお勧めいたします。
4.服用している薬剤
服用している薬剤が原因で、EDになることがあります。
降圧剤、抗うつ剤、抗精神病剤、睡眠剤、抗潰瘍薬、抗男性ホルモン薬、脂質異常症治療薬等を服用されている場合は、薬の副作用により、EDになる可能性があります。ただしEDを気にするあまり、自己判断で投薬されている薬剤を中止することは、良くありません。必ず主治医に相談されるようにしてください。
EDの治療
EDの原因は実際には1つの原因だけでなく、複数の原因が重なって起こることが多いです。例えば、仕事でのストレス、疲労、加齢による動脈硬化、降圧剤の服用でこれらの原因が合わさってEDになったなど。
当クリニックではEDの原因を診断し、的確なアドバイスや各々の原因に対して治療を選択し適切な加療が行えるように致します。
まずは、当クリニックにご相談を承っております。ご気軽にお申し付けください。